2023/12/26 07:01
こんにちは。ALTSTONEです。
ALTSTONE「深#300」につきまして、
先日のSNS投稿キャンペーンにご参加いただいた方から、「鋼の包丁がおりない」「和包丁の切刃は削れるが、軟鉄ばかりが削れる。そのため、包丁の形が変わる」というお声を頂戴しました。
そのご意見を拝見してすぐに、手元にある複数の鋼(高炭素鋼)で試してみたのですが、弊社の確認ではきちんとカエリがでます。
そこで、まず広く事実確認を行いたいと考えております。
同様の経験をされた方がいらっしゃいましたら、下記へご報告のご協力をいただけるととてもとても助かります。
包丁の鋼材や、箱出しすぐの状態だったのか、付属の名倉を使ったか、etcなど具体的な情報があるほどさらに助かります。
altways@alt-ways.com
担当:上原
インターネット上のレビューで、日々、お客様から商品のご指摘を受けることはございますが、その具体的な事象が確認できないと改善に繋げることができず、歯がゆい思いをすることもございます。お客様からいただく具体的な情報は何より貴重です。何卒ご協力のほどよろしくお願いいたします。
【現時点でのALTSTONEの見解】
現時点でのALTSTONEの見解を述べさせていただきます。
(調査継続中であり、あくまでも現2023/12/26時点で推測を含めた見解です)】
現時点で弊社で事象を確認できていないことと、該当のお客様からは「鋼がおりない」という声とともに「軟鉄ばかり削れて和包丁の包丁の形が変わる」という意見をいただいていることから、研ぎ方の問題の可能性もあるのではないか考えております。
「軟鉄ばかり削れて和包丁の包丁の形が変わる」というのは、研ぎ角度を一定に保つことができていないことを示唆していると考えております。軟鉄側へ傾ける力が大きくかかり、刃先が上手く当たっていないのではないかという仮説を立てております。
基本的に、軟鉄と鋼では軟鉄の方が削れやすいため、和包丁を研ぐ際は意識して角度を一定に保っていただく必要があります。
一般的に、
・砥石から泥が出ている以上、研磨剤も放出されています。
・ごくごく一部の特殊鋼やセラミックを除いて、研磨剤が包丁用鋼材に負けるということはありません。
・刃物を研ぐ際は、刃先がきちんと砥石に当たっていないと、カエリはでません。
以上が、12/6時点のALTSTONEの見解です。
調査継続中でございます。