読み物(ブログ)

2023/12/28 08:12

こんにちはALTSTONEです。
皆様に広く愛されるブランドを目指して、日々、精進です。

ALTSTONEを始める前は、
砥石は成熟した業界ですので、決して、新しい技術がどんどんと生まれるような業界ではありません。
ALTSTONEをスタートするまでは、各社から様々な砥石が出ていますので、新しい砥石を開発する余地がそれほどあるとは思っていませんでした。それが今では、日々こんな砥石できないかな?と考えるようになってしましました。

現在(2023年12月28日時点)、検討中の案件について、少しご紹介させていただきます。

1.深#3000 改良版

現行シリーズ「深(FUKAMI)」の#3000です。基本的な仕様は従来どおりですが、原材料のグレードを上げたものをテスト中です。
長らく販売停止になっており、何件かのお問合せもいただきとてもありがたい限りです。
2024年1月の販売再開を目指して頑張っております。

※写真
開発テスト中の「深#3000」。既にリリースしても全くない品質ですが、別の材料を試し中です。「まだやるの?」と工場の方に言っていただくぐらいしつこくテストしてます。
ちなみに、台は1年半愛用しているSomeie(ソメイエ)の砥石台です。シンクで研ぐ人には最高の砥石台です。


[ ステータス:リリース済 ]
(後日追記 2025/3/8)おかげ様で、深3000は改良版がリリースされています。新旧は色で区別できます。
 旧:ベージュ(薄黄色)
 新:白

2.深#300 改良版

こちらは、「鋼(ハガネ)のオリが悪い」というお客様の声をいただいたことで、ごく最近になって改良を考え始めたものです。
実際のところ、弊社で改めてテストした結果でもご指摘いただいたような事象を確認できていませんが、いただいた声を真摯に受け止めて改良できないか検討してみたいと考えています。

事象を確認できていない以上、仮説を立てて開発することになりますので、少し時間はかかりそうです。

現在、深#300について、上記と同様の感想をお持ちのお客様がいらっしゃいましたらお声も募集しています。
altways@alt-ways.com


(後日更新 2025/3/8)
[ ステータス:リリース済み]  おかげ様で、深300は改良版がリリースされています。お声をいただいた方々有難うございました。新旧は色で区別できます。
 旧:グレー
 新:白

3.凛#300

硬口の「凛」シリーズの#300のリリースを検討しています。
こちらは、以前に試作したことがあり、硬口であるがゆえに傷の入りが浅く、中砥に近い印象になります。筆者としてはとても気に入ったもですが、一般のお客様が「荒砥#300」に期待する研ぎ感とは違うのかな?と不安になってリリースを見送っていました。

前回の試作からちょっと時間が経ってしまったので、改めて試作するところから始めたいと思っています。

(後日追記 2025/3/8)
[ ステータス:断念 ]  断念しました。硬口だとどうしても傷が浅く入り、荒砥石としての特徴がぼやけてしまうためです。申し訳ありません。


4.セメント砥石の荒砥

あまり見かけない印象のある、セメントを「つなぎ」に使った砥石。セメント砥石はとても研ぎ感のよい砥石ですので、リリースしてみたいなと考えています。セメント砥石にはセメント砥石の良さがあります。研いでいて気持ちいい、「古き良き砥石」という感じです。
2024年以降にテストして、早めのリリースを目指したいと考えています。

(後日追記 2025/3/8)
[ ステータス:断念 ] 断念しました。量産が難しいという製造に関する問題のためです。良い砥石なだけにALTSTONEとしても苦渋の決断です。申し訳ありません。

5.GC荒砥

常々から、よくある既存のGC砥石へについて、①減りやすい、②水抜けしやすい、ということを感じております。
これを改良したGC荒砥をリリースでききないかなと模索中です。
これも2024年年初からテストをしていく予定です。

2023年12月28日時点
[ ステータス:試作テスト、リリース目標:2024年3月 ]

6.鎌砥石

現在のところALTSTONEでは鎌砥石はリリースしていないのですが、お客様からご意見をいただいたことで考えるようになりました。
とはいえ、どのような鎌砥石が喜ばれるのかよく分かっておらず、その辺りの研究から始めたいと考えています。

2023年12月28日時点
[ ステータス:市場の声や商品の良し悪しについて勉強中、リリース目標:2024年6月 ]


それでは、楽しい研ぎライフの一助となりますように。
ALTSTONEでした。